受け継がれる ものづくりのDNA

数多くの石切り場から切り出された石材は、市内の建造物をはじめ、国会議事堂や甲子園会館など、
全国の数々の有名建築物にも使用されています。
市内中心部の趣のある町家には多くの石蔵が残り、美術館や飲食店などにも利用されています。
滝ヶ原地区には明治期以降に作られたアーチ型石橋が6橋残され、
一つの地域に複数の石橋が存在する事例は全国的に見ても貴重な存在です。
かつての石切り場跡は、石工道具で丹念に切り出した際の文様などが残り、
幻想的な空間を作り出しています。
このように2300年にわたり、小松の人々は人・モノ・技術が交流する
豊かな石の文化を築き上げ、まちの景観、暮らしを作り出しています。
 
滝ヶ原石切り場

産業遺産

滝ヶ原石切り場

文化11年より始まり、現在も採掘が行われる緑色凝灰岩の石切り場。現在稼働する石切り場と旧の石切り場があり、前者では大型の電動鋸で掘削された300m以上真っ直ぐに延びる採掘坑が、後者では藩政期から明治期に人力で掘削した採掘坑が見ることができます。

 
観音下石切り場

産業遺産

観音下石切り場

大正初期から始まり、現在も掘削が行われる浮石質凝灰岩の石切り場。特徴的な黄色を呈し、湿気に強くカビが生えにくい特徴が評価され、国会議事堂や甲子園ホテルなど、全国の近代建築に利用されています。市内各所でも多く見られる石材で、石蔵をはじめとして石塀や門、庭の石造彫刻物などに使用されています。

 
滝ヶ原アーチ石橋群

市指定

建造物

滝ヶ原アーチ石橋群

滝ヶ原町に現存する5橋のアーチ型石橋。地元滝ケ原石を使用した石橋で、隣接する菩提町にも1橋が残っています。明治後期から昭和初期に建造されたもの。

 
東酒造

国登録

建造物

東酒造

観音下石を使った昭和20年代に築造された日本酒醸造所の石蔵。5棟の石蔵が連なり建って風景を見ることができます。

 
錦窯(松雲堂)

産業遺産

錦窯(松雲堂)

明治から大正時代にかけて「ジャパンクタニ」の立役者となった九谷焼の窯元の一つ「松雲堂」。現在は、観音下石と滝ヶ原石を組み合わせた石蔵と九谷焼が保存されおり、休日には公開しています。また、小松の芸術文化発信の町家施設を活かし、次世代の工芸・芸術を育てるための貸館として活用されています。

小松市竜助町

こまつ石の系譜MAP

観音下石切り場
滝ヶ原石切り場
滝ヶ原アーチ石橋群
東酒造
松雲堂