小松市立錦窯展示館
外観
住所 | 石川県小松市大文字町95-1 | ||
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電話 | 0761-23-2668 | ||
FAX番号 | 0761-23-2668 | ||
営業時間 |
※状況によって変更する場合があります。 |
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休日 | 水 (水曜日が祝日にあたるときはその翌日) 祝日の翌日 年末年始(12月29日~1月3日) 展示替え期間(展示替え期間は、展覧会案内をご覧ください) ※令和2年4月から休館日が水曜日に変更になりました。 |
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URL | http://www.kcm.gr.jp/nishikigama/ |
現存するのはここだけ!
初代~三代八十吉の名品を生んだ窯
錦窯とは、器の上絵を焼き付けるときに用いられる窯のこと。作品に直接火が当たらないような二重構造になっており、薪を焚いた熱だけが伝わるようになっている。江戸時代から全国各地で用いられていたが、電気窯やガス窯が普及した現在では、とても珍しく貴重なものとなっている錦窯を保存・展示しているのが、小松の古き町並みの中にたたずんでいる、錦窯展示館だ。
建物は一見、昔ながらの民家で、玄関の戸を開けるときに思わず「おじゃまします」と言ってしまいそうになる。実はここは、人間国宝・三代徳田八十吉氏の生家であり、初代から三代にわたり、九谷焼の工房、そして生活の場として利用していた場所なのだ。建物は昭和初期の木造家屋を改修したもので、錦窯や九谷焼をより多くの人に知ってもらえるようにと、三代八十吉氏が小松市へ寄贈し、平成11年に開館した。
建造されたのは昭和8年。当時の蔵も残っており、そこは現在、展示スペースになっている。他にも、畳の部屋をはじめ、館内の至るところに初代の遺品や上絵付の道具、作品、貴重な資料が多数展示されている。奥には縁側もあり、そこから庭を眺めることができる。この庭は、少し手を加えてはあるが、ほぼ当時のままだそうだ。徳田氏もここで作品作りの合間にくつろいでいたのだろうか。
ふと、部屋にかかっているレトロな時計が目に入った。よく見ると文字盤の数字の内側に、1時の横には13、2時の横には14といった数字のシールが張り付けてある。いつからあるかはわからないが、昔から徳田氏が使っていた時計らしい。「当時は13時、14時といった時計の読み方になじみが薄かったから、わかりやすいようにこうしたのかもしれないね」受付の方がそう話してくれた。
のんびりとした昭和の空気を感じる錦窯展示館。錦窯や、古九谷をはじめとする歴代九谷の名品と、親子三代の作品をゆっくり楽しむことができる。
入館料
高校生以下 無料
一般 300円(250円)
※( )内は20名以上の団体
※特別展・企画展は入館料が特別料金となります。
★こまつミュージアムパスポート
1週間券(有効期限:最初に利用した日を含む1週間) 500円
年間券(有効期限:年度末3月31日まで) 1,500円
※対象11施設の平常展を有効期限内であれば何度でもご覧いただけます。
錦窯
内観
縁側
展示スペース
展示スペース
レトロな時計
アクセスマップ
- アクセス
- ・JR小松駅から徒歩で10分
・小松I.C.から車で10分
・小松空港から車で10分 - 駐車場
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3台
- 多目的トイレ
- あり
- バリアフリー
- 対応
- 備考
- 駐車場の場所は案内いたします。