乾山 本廣寺(いぬいざん ほんこうじ)
本堂
住所 | 石川県小松市粟津町ワ68 |
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電話 | 0761-65-2300 |
紅梅をはじめ、折々の花を楽しめる真宗の寺。
粟津温泉街に春の訪れを告げる本廣寺の紅梅。毎年3月末に見頃を迎える。寺が建立される以前からこの地に咲いており、その樹齢は百数十年を数える。猫たちの遊ぶ山門や鐘楼を背景に咲く梅の様子に絵心を誘われ、スケッチしたり写真を撮ったりする人もちらほら。
梅の季節が過ぎても、花水木や百合、つつじ、あじさいなどが次々に咲いていく。春から秋まで花がとぎれないことを目標にしているとのこと。そして冬は雪景色がなかなかの趣だ。
この本廣寺は浄土真宗大谷派の寺院で、吉崎御坊大火の折、親鸞聖人の教行信証(信の巻)を腹の中に守って殉死した本光坊了顕の坊舎をその由来とする。本光坊によって守られた教行信証は「血染めの聖教」「腹篭りの聖教」と呼ばれている。
江戸時代末期の吉崎大火に伴い、法師旅館の取りなしで現在の粟津町に門戸を移し、改めて開基した。
親鸞聖人の絵像を収める御堂は、江戸時代の建築様式と明治時代の様式の二つが合わさったものになっている。
所蔵品として、石山合戦(1570〜1580)末期に織田信長に包囲された石山本願寺から、粟津惣・波佐谷惣へ向けて教如上人より送られた手紙「手の内御書」の大谷門首による複写がある。
毎日夕方6時に住職さんが鐘をつくのだが、ときおり近所の子供たちもつきにくるそうだ。「ご希望ならば、どなたでもどうぞ」とのこと。「恋人の聖地」の鐘もいいけど、本物のお寺の鐘なら、もっといいかもね。
この張り紙が目印です。
寺の入り口にはQRコード付き九谷焼情報案内板も。
ちょっと奥まってるので、お見逃しなく。
紅梅
鐘楼と山門に映えて…
コウゾの花
お寺の飼い猫。
アクセスマップ
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15台