猫の御坊通り商店会
住所 | 石川県小松市大文字町・龍助町・本鍛冶町(3つの町の一部から成る) |
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電話 | 0761-21-8210 |
URL | https://www.facebook.com/nekonogobou |
石の猫ちゃんを見つけて、幸せになろう!
街灯に『猫の御坊通り』と書いてある界隈に、正雲寺というお寺があり、その横にある庵(いおり)の中に2匹なかよく納まっている。やさしくなでると幸福になれる、子宝に恵まれる、家庭円満になるといわれ、通学途中の子供たちがワイワイとなでていったり、試験に合格しますようにとお願いにきたり、明日も皆幸せでありますようにと近所の人がそっとなでたり。じわじわと話題を呼び、福石猫は皆から可愛がられている。
この猫たちは石に描かれていて、すべて手描き。広島県尾道市の招福絵師・園山春二氏の作品で、2008年に商店会の名前が『東映通り商店会』から『猫の御坊通り商店会』に変わったのを機に「皆で親睦を深めて楽しめるように」ということで、縁あって小松に2匹一緒にやってきた。大きい方が雄猫で、小さい方が雌猫。雄は尾道の、雌は加賀の石に描かれている。2匹の間に子供が20匹も生まれて、商店会のお店や街のあちこちに隠れているそうだ。
『猫の御坊通り商店会』の登録軒数は29軒。29という数字は29(ふく=福)にかけてあり、ユニークな名前の由来はというと『猫の御坊様』からきている。「猫の御坊様と言えば正雲寺」というほど小松では有名。その昔、住職が猫をとても可愛がっていて、お寺の周りにも猫がたくさんいた事から『猫の御坊様』と親しみを込めて呼ばれるようになったとか。
「少しでも多くの人に来てもらって、みんなが幸福になれたらいい。そうすれば、商店会の人たちも幸福になります。猫をなでて、みんなの心が和むといいなと思っています」と商店会会長。更なる商店会活性化に向けての意気込みを、嬉しそうに話してくれた。ちなみに、2匹の夫婦猫の納まっている庵は商店会有志の手作りで、デザインは会長さんを中心に考えたものだそう。商店会の方々の福石猫への愛情が感じられる。
幸せを招く招き猫として大切にされている『福石猫』。今日もいろんな人からなでられて、彼らも喜んでいるにちがいニャい。