小松市における加賀料理
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- 公開日
- 2026.10.01
2025年12月に加賀料理が国の登録無形文化財に認定されました。
日本料理としては、京料理に次ぐ二番目の登録認定となります。
本記事では加賀料理について、
実は加賀料理には地域差がある?
小松の加賀料理って?!
歴史のお話にも少し触れながら、「小松から見た加賀料理」をご紹介します。
※写真提供:加賀料理技術保存会
加賀料理について
「加賀料理」と聞くと、皆さんはどんな料理を思い浮かべますでしょうか。
治部煮を思い浮かべる方もいらっしゃると思いますし、「金沢のちょっと格式の高い料理」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
加賀料理は、単に一つの料理を指しているのではなく、料理はもちろん、器やお部屋のしつらえ、お客様へのおもてなしまで含めて、
一つの文化として受け継がれている食文化です。
これらの食文化(料理・器・しつらえ・おもてなし)が料理の総合芸術として国の登録無形文化財として認定されました。
料理はもちろん、器やお部屋の設え、お店の店主・女将・仲居さんとのお話も含めて楽しんでいただけるのが加賀料理です。
金沢の加賀料理・小松の加賀料理
また、加賀料理と一口に言っても、地域による特色が違って面白い一面があります。
例えば金沢は、加賀藩の城下町として発展してきたことから、武家文化の影響が非常に色濃く残っています。
一方、小松も加賀藩との関係がとても深い土地です。
加賀藩三代藩主の前田利常公が、1639年に小松城へ隠居し、その後約19年間を小松で過ごしました。
利常公は、茶の湯や能、美術工芸などにも大変造詣が深く、さまざまな名人や職人を小松に招くなど、現在につながる小松の文化や産業の礎を築いた人物でもあります。
そうした武家文化がある一方で、小松は北前船寄港地でもあったため商人が多く、町の人々の暮らしの中で育まれてきた食文化もあります。
さらに、小松は山から平野、そして日本海へとつながる地域ですので、山の幸、野菜、海の幸と、非常に豊かな食材に恵まれています。
北前船によって北海道から良質な昆布がもたらされたこともあり、昆布を使った「だし」の文化が根付いているのも、小松の加賀料理の特徴の一つだと言えます。
かなり大きなくくりで言えば、金沢では城下町としての武家文化や格式を料理を通して感じていただけ、小松では武家文化も感じながら、さらに豊かな食材や、町の暮らしの中で受け継がれてきた食文化も感じてもらえる地域や、季節によっては、山の幸が多く取り入れられたり、海の近くでは、海の幸を取り入れたり、金沢や小松に限らず石川県内でも地域差のある料理が加賀料理の特徴です。
このように、各地域にある歴史と文化を感じながら、その地域の食材などに舌鼓を打ち、盛り付けられている器などの食文化ごと楽しんでもらうのが加賀料理の醍醐味だと言えます。
小松では小松でしか味わえない加賀料理を提供するお店があります。
次回、加賀料理が食べられるお店(加賀料理技術保存会に加盟している店舗)を順番に紹介していきたいと思います。